老人の早起き

 

 

老人の早起きについて

若い頃に夜型の生活をしていたり、その方が得意な人でも、年齢を重ねることによって知らず知らずのうちに朝型の生活がしみ付き、早起きしているという方はいらっしゃいます。

 

老人になると早起きの生活になるというのは決して気のせいではなく、年齢とともに睡眠が変化するというのが大きな原因なのです。

 

健康なご老人の方でも睡眠が浅くなるという傾向にあり、寝ている途中に何度も目覚める中途覚醒や、朝の早い時間帯に目覚める早朝覚醒が増えるものの、病気ではないので特に心配する必要はありません。

 

私たち人間は、2歳を過ぎた辺りから大人の睡眠リズムに似た脳波の動きをするという特徴があり、眠りの深いノンレム睡眠の時間が長いので、小さな子供は些細なことで起きることなく熟睡することができます。

 

青年期の場合は、仕事や勉強によってせわしなく活動する方が多く、身体が疲れているのである程度睡眠時間が短かったとしても、熟睡できるようになるのです。

 

その点、老人の方は交互に繰り返されるレム睡眠とノンレム睡眠のパターンに乱れが生じ、浅い眠りのレム睡眠の時間が増加するため、朝の気配に敏感になって目が覚めて自然と早起きになります。

 

朝に太陽の光が射したり、小鳥が鳴いたりと、夜に比べれば刺激的なことが多いため、特に意識をしなくても老人の方は早寝早起きの生活が身に付くというわけです。

 

そして、睡眠だけではなく、血圧や体温、ホルモンといった生体機能の全てが前倒しになるという特徴があるので、ご老人の方は自然と早起きの生活になってしまうと説明できるでしょう。

 

睡眠力が低下するというのは加齢によって誰にでも引き起こされる症状ですし、これ自体に何か問題があるというわけではないものの、全体的な睡眠時間が足りなくなっているのであれば注意が必要です。

 

ご老人の方は若者と比べて身体を動かす頻度が低下しているものの、毎日の睡眠が足りなければ疲れが溜まりますし、免疫力が下がって病気に掛かりやすくなります。

 

もし、朝の早い時間に目が覚めて眠気がまだあるようでしたら床につき、二度寝できないのであれば早起きをして朝の時間を有効に活用するのが良いかもしれません。

 

ご老人の方は自然と身体を動かす機会が減るはずなので、朝の気持ち良い時間帯にウォーキングをしてみたり、何かスポーツにチャレンジしてみたりと、自分から意識的に動くのが大事です。

 

早寝早起きの生活が身体に悪いということは絶対にないですし、早朝に目が冴えてしまうとしても眠りの質が低下していなければ特に問題はないので、そのままの生活を維持するようにしてください。

 

 

 

 


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