早起きとニキビについて
ニキビを治すにはスキンケアが大事なのは言うまでもなく、小さなニキビでも顔の目立つ部分にできることで顔の印象を悪くしてしまうため、女性であれば特に念入りにケアを行っているはずです。
しかし、スキンケアだけを行えば良いというわけではなく、ニキビができないような予防をしたいのであれば、早寝早起きを心掛けていきましょう。
「早起きとニキビには関係性がないのでは?」と考えるかもしれませんが、睡眠はニキビの状態を大きく左右するという特徴があるため、早起きは欠かせない予防方法の一つだと説明できます。
私たち人間は、太陽が出てから起き出し、沈んでから眠るというのが最適なリズムで、そのリズムに合わせて肌の修復が行われるのです。
具体的に説明すると、夜の10時から深夜の2時までのゴールデンタイムにホルモンの分泌が高くなり、この時間に眠ることで傷付いた肌を修復できるため、ニキビの予防に適していると説明できます。
夜の10時にベッドに入るというのは、現代人にとって少々難しいかもしれませんが、最低でも12時までに眠るように心掛ければ十分に早起きできますし、ニキビのない綺麗な肌を長期的に維持できるのです。
肌は約28日周期で繰り返されるターンオーバーによって新しいものへと置き換えられていき、昼間よりも夜間に活発に行われるので、睡眠が大事だということがお分かり頂けると思います。
睡眠時間の長さも欠かせない要素の一つですが、夜更かしの生活を続けていると肌のターンオーバーが崩れやすいので、ニキビを予防したいのであれば早寝早起きを毎日の生活で取り入れた方が良いのです。
ニキビは体質に影響されることも多く、きちんとスキンケアを行っているのにも関わらず、消えることがないということで悩んでいる方はいらっしゃいます。
それでも、早寝早起きといった規則正しい生活で症状が悪化することはありませんし、同時にストレスを解消したり食生活の乱れに注意していれば、ニキビの予防に繋がるのです。
しかし、いくらゴールデンタイムに寝ていても、早起きをしていたとしても、全体的な睡眠時間が短ければ意味がありません。
睡眠不足の状態が続いているとストレスによってホルモンバランスが乱れがちになり、吐き気や頭痛といった不快な症状とともに、皮脂の分泌が促進されるという特徴があるため、ニキビができる大きな原因となります。
皮脂は太陽の紫外線といった刺激から肌を守ってくれる重要な存在で、私たちの肌になければならないものなのですが、あまりにも増えすぎることによって毛穴の中に詰まってニキビや吹き出物ができやすくなるのです。
皮脂の分泌のコントロールもニキビの予防に欠かせないので、早寝早起きを実行するとともに、質の高い睡眠時間をきちんと確保するようにしましょう。
また、肌の乾燥もニキビを増やす大きな要因なので、寝る前に顔を洗い、保湿力の高い化粧品や蒸しタオルを利用して、乾燥を防ぐスキンケアを行うようにしてください。